みんなの塗装講座

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2025.12.04 公開

屋根の色選び|色の専門家が人気の色を徹底解説!色選びの参考になる注意すべきポイントも!

お住まいの外壁の塗り替え「塗装」にポイントを置いて様々な情報をお伝えする「公式みんなの塗装講座」。

外壁・屋根塗装をする際、悩むポイントのひとつに「色選び」があります。

せっかくならこだわって選びたいけど、何色を選んだらいいかわからないという方も多いのでしょうか。

今回は、色の専門家をお招きして屋根塗装で人気の色の特徴と、合わせて覚えておきたい注意点をご紹介させていただきます。

屋根の色を決める6つのポイント

ナビゲーター 中上真亜子(以下:中上):屋根の色決めるのって難しそうじゃないですか。そこで、今回は屋根塗装のカラー別の特徴についてご紹介します。長先生よろしくお願いします。

カラーコンサルタント 長和洋(以下:長):はい、よろしくお願いいたします。屋根塗装をする時の色を選ぶヒントを皆さんに伝授しましょう。

中上:屋根は目線より上にあるから普段目に入りにくいし、屋根の色を意識したことはあまりないかもしれません。

:屋根の色は面積も広いですから、家全体の外観のイメージにも大きな影響を与える非常に重要な部分なんですね。色の種類も豊富なので、どうやって選べばいいか、そもそも選ぶ上でのポイントとは何かもわからない方は多くいらっしゃるでしょう。

今回は屋根塗装の「カラー別の特徴」についてご紹介します。



:屋根の色を決めるポイントとして

・汚れにくさ

・色褪せのしにくさ

・遮熱性にも考慮

・外壁の色との調和

・付帯部の色との調和

・周辺環境との調和

これらを総合的に考える必要があるんです。

中上:いろいろ考えなきゃいけないんですね。

:屋根でよく選ばれる色の特徴を知りましょう。

屋根塗装で人気の色①ブラック


:ブラック系は、家全体に締まりを出すことで洗練された雰囲気を作り、スタイリッシュに見える人気の高い色です。重厚で格調高い印象を与えられます。ニュートラルカラーで、どんな外壁の色にも調和しやすい色のためブラック系の屋根は選びやすいカラーと言えます。

中上:良いですね、ブラック系!



:オールマイティですね。その一方で、汚れが目立ちやすいことがデメリット。また黒は太陽光を吸収しやすいので、遮熱機能を持った塗料を合わせて検討するのもいいでしょう。

中上:デメリットがあってもそれを補ってくれる機能があれば良いということですね!

屋根塗装で人気の色②グレー


:黒よりも熱を吸収しにくく、汚れが目立ちにくいのがグレー。黒よりも明るい色なので重たく見えず、外壁ともなじみやすいため、最近は選ぶ方がどんどん増えてきている人気色の1つです。汚れも目立ちにくですね。

中上:バランスが良いですね。

:ほとんどのグレーがニュートラルカラーのため、どんな色の外壁にも調和しやすいです。落ち着いたトーンでまとまりがあるため飽きず、長期間楽しむことができます。

屋根塗装で人気の色③ブラウン


:ブラウン系も、グレー系と同様に特に人気が高いです。ブラウン系は、黒や白に比べて汚れが目立ちにくく、色あせも気になりにくい色です。落ち着いたトーンで温かみのある仕上がりになります。

外壁との調和を取りやすい色で、同じブラウンの外壁はもちろん、白やベージュ、レンガなどの外壁とも合わせやすい色です。

中上:和風の家にも洋風の家にも合いそうですね。

屋根塗装で人気の色④グリーン


:グリーン系は、お家の雰囲気を欧風や洋風にイメージチェンジするのにぴったりな色です。周囲が自然に囲まれている家や、庭に緑が多い家ならとてもナチュラルに溶け込んでくれます。

雨樋やサッシなどとの組み合わせをしっかり考えれば、より雰囲気を変える楽しみが増える色です。

中上:雨樋やサッシの色でもガラリと雰囲気が変わりそうで、グリーンはよく選ばれそうですね。



:比較的どんな外壁の色とも相性が良く、馴染みの良い色ですが、明るめで濃い緑を使うと鮮やかさが消えるのが分かりやすいため、色褪せが目立ちやすい色でもあります。


選ぶ時に注意が必要な色


:屋根塗装は好きな色を選択できますが、屋根にホワイト系と原色系を選びたい!という方は注意が必要です。

中上:屋根の塗装に、ホワイト系ですか?



:ホワイト系は、清潔感があってシンプルで飽きがこない色で、遮熱効果が高まる色でもあります。しかし、汚れが目立ちやすいため、どうしても白にしたい!という場合は汚れやすいという点を理解しておく必要があります。



:原色系は鮮明な色なので、色褪せしやすい傾向があります。塗装した直後は色がはっきりしていて際立つ色ですが、鮮やかさが消えるのが分かりやすいため、色褪せが目立ちやすい色と言えます。少しトーンを落とした色にするなど色褪せに配慮して色を選ぶ必要があります。

最後に

:カラー別の解説を聞いて「何色系がいい!」とイメージはできましたか?

中上:最初はグレーやブラウンなどの無難な色が良いかなと思っていましたが、グリーン系がいいなと思いました!

:理想のイメージを想像して、そこから実際に色を決めていくと悩むことが少ないと思います。

中上:何も知らずに選ぶのと、いろいろなことを知ったうえで選ぶのとでは全然満足度が変わってきますね。

:今回は屋根のカラーに注目して解説しましたが、

・汚れにくさ

・色褪せのしにくさ

・遮熱性にも考慮

・外壁の色との調和

・付帯部の色との調和

・周辺環境との調和

を総合的に考えながら色を選ぶ必要があります。

中上:さて、今回の公式みんなの塗装講座、いかがでしたか?また次回もお楽しみに!


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